館内とは?/ レイク
[ 264] ベネッセアートサイト直島
[引用サイト] http://www.naoshima-is.co.jp/concept/art/floor_plan.html
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コレクションの中から、80年代以降の作品を中心に展示しました。60年、70年代に様々な美術的な実験が行われ、そこで生まれたポップアート、コンセプチュアルアート、ミニマルアートなどは、当初、互いに相容れない動向でしたが、80年代になるとそれらは、ひとつの時代の表現として、相互に関連するものとして次第に理解されてきました。クールな抽象表現もあれば、画面上を暴れまわるようなタッチの作品やさまざまなジャンク(廃棄物)を貼りつけた作品もあります。こういった“多様さ”はアートが個性の上に成り立っていることの証です。個人こそが表現を作り上げる基礎です。多様性が奨励され、様々な物が自由に存在することこそ、現代アートが求めている世界です。 コンクリートの隙間にたくましく生えてきた雑草。しかし実はこれは本物の草ではありません。アーティストがひとつひとつ、彫刻刀で木を彫り、色を塗ってつくった作品です。難しいアートの知識がなくても、この作品を人の手がつくり出したということに驚き、器用さに素直に感心する、そして、シンプルであるがゆえにさまざまに解釈することができる作品です。「雑草」とは、何かの目的があって植えられたのではないいろいろな草、という意味ですが、「役に立つかどうか」という関係が結べなくても別によい、それぞれがそれぞれ、あるようにあるという潔さが見て取れます。 1997年、リチャード・ロングが直島を訪れて制作した作品です。ロングは、故郷のイギリス・ブリストルを流れるエイヴォン川から泥を持ってきて、作品に用いました。白い壁に黒ペイントでふたつの円を描き、その上にてのひらで、軟らかく溶かした泥を塗っています。指の跡や、時折、左右に飛び散らせた泥の跡を見ることができます。泥を塗るのにロングが要した時間はわずか15分でした。彼の腕のリズミカルな身体感覚が非常に生々しく残っています。 1996年、ヤニス・クネリスが直島を訪れて制作した作品です。大きな窓を覆うように、ロール状のものが積み上げられています。ひとつひとつ、鉛の板で、流木や和紙、着物の裂、茶碗などを巻き込んだものです。いずれも、かつて人間が生活の中で使い、その後廃棄されたものです。クネリスはイタリアで「アルテ・ポーヴェラ」(貧しい美術)という運動に関わり、アートは生活の中にこそ見出されるべきと考えて創作を続けてきました。クネリスが日本で初めてつくったこの作品には、日本人の生活に寄り添い、捨てられた数々のものが結晶しています。 |
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